日々のつれづれ

不惑をむかえ戸惑いを隠せない男性の独り言

思わぬ電車の独り旅

今日は家族四人で潮干狩りに行った。
朝早く起きて、準備して、電車とバスも調べて。
座席も空いていて子供達にもゆっくり移動させてあげれて、あまりの順調さに驚いてました。
ところが!バスに乗った途端に子供が電車にリュックを忘れたと。ガックリ。
一人でバスをおり、引き返し、捜索をお願いして。
でもなんとか見つかって、回収してくれた駅まで取りに行くことになってしまい、二時間弱の電車の独り旅になった。
思えば、プライベートで電車に乗るのは久しぶりで、ボーッと揺られていた。
久しぶりに電車の窓から景色を見た気がする。
何だか久しぶりに時間がゆっくり流れていた。

この数年は仕事も忙しく、自分を鍛える時間も減って、過去の蓄積を食い潰しつつ仕事をこなしている。
そんな毎日だとゆっくりなんて考えられなかった。
同じ一秒を大事に使おうと思っていたけど、大事の意味が違っていたのかなぁ。

僕は何かを手に入れるには、相応の何かを諦めないといけない、と思って生きて来た。
でも、人生の折り返しが見えて来て、残された時間と能力ののびしろも何となくわかる。
最近は、これまで諦めたものを取り戻すために、何かを諦める勇気が必要な気がした。