新しい直接作用型抗ウイルス薬(DAAs)
以前の日記で直接作用型抗ウイルス薬(DAAs)でC型肝炎の治療が変わるかもしれないと書きました
そんなことを書いていたら、米国のGilead Sciences社が日本で治験を開始すると発表しました
米Gilead Sciences社のC型肝炎の直接作用型抗ウイルス薬(DAAs)であるsofosbuvir(GS-7977)の国内治験が、近くスタートすることが本誌の取材で明らかになった。
sofosbuvirは、C型肝炎ウイルス(HCV)のNS5B領域のポリメラーゼを阻害してウイルスの増殖を阻害する薬剤で、1日1回服用する経口薬だ。
2013年4月には米食品医薬品局(FDA)に承認申請し、今月優先審査の対象となった。
それと前後して今年5月に欧州医薬品庁(EMEA)にも承認申請済みだ。欧米で承認申請されているのは、HCVの遺伝子型2・3に対してsofosbuvirとリバビリンを併用するインターフェロンフリー療法と、遺伝子型1・4・5・6に対してsofosbuvirとペグインターフェロン(Peg-IFN)とリバビリンを併用する3剤併用療法。
しかし国内では、sofosbuvirの開発は行われていなかった。
DAAsは既にいくつか開発が発表されているので、この中から少しでも多くの薬が承認されれば、HCVの撲滅も夢ではないかも知れませんね
(NMオンラインから)
そうなると、問題は薬価とHCV感染自体を未然に防ぐ、感染初期で治療してしまう、ということになりますね