癌の発症は環境要因と遺伝要因からなる。
- 環境要因、リスク因子をメモ
生活習慣と環境因子 | 乳がんリスク | エビデンスグレード |
---|---|---|
アルコール飲料 | 増加 | ほぼ確実 |
喫煙 | 増加 | 可能性あり |
脂肪摂取 | ||
- 閉経前 | 増加 | 証拠不十分 |
- 閉経後 | 増加 | ほぼ確実 |
緑茶 | 減少 | 証拠不十分 |
大豆、イソフラボン | 減少 | 証拠不十分 |
月経 | ||
- 早期初経 | 増加 | ほぼ確実 |
- 晩期閉経 | 増加 | 可能性あり |
出産 | ||
- 出産経験あり | 増加 | 確実 |
- 高齢出産 | 増加 | 確実 |
授乳 | ||
- 授乳経験なし | 増加 | 確実 |
- 長期の授乳 | 減少 | 確実 |
適度な運動 | ||
- 閉経前 | 減少 | 証拠不十分 |
- 閉経後 | 減少 | ほぼ確実 |
夜間勤務 | 増加 | 可能性あり |
その他には「食物とがん予防のまとめ」に詳しくあります
- 家族性乳がん(講義)の分類をメモ
分類 | 臨床 | 原因遺伝子 |
---|---|---|
遺伝性乳がん | 家族性乳がん(狭義) | BRCA1/BRCA2 |
Li-Fraumeni症候群 | p53/PTEN | |
非遺伝性乳がん | 偶然性、環境因子の影響があるそうです |
で、狭義の家族性乳がん患者は全乳がん患者4万人/年の5-10%(日本)だそうです。
遺伝性乳がん・卵巣がんの治療や検診に関する情報は、NCCNの乳がん関連ガイドライン「遺伝的要因/家族歴を有する高リスク乳がん・卵巣がん症候群」が参考になります