日々のつれづれ

不惑をむかえ戸惑いを隠せない男性の独り言

ゲムシタビンのHER2陰性腋窩リンパ節転移陽性乳癌への効果

At ASCO 2012, it was shown that Gemcitabine might not improve the prognosis of the HER2-negative and lymph node positive breast cancer patients.

For the adjuvant chemotherapy to the HER2-negative and lymph node positive breast cancer patients, to add the Gemcitabine to ddAC regimen can't improve both of the 5 years DFS (disease free survival time) and 5 years OS (overall survival time), and this effect was the same of normal ddAC resimen.

 HER2陰性の腋窩リンパ節転移陽性乳癌への術後補助療法として、dose-dense(dd)AC療法後のパクリタキセルにゲムシタビンを追加するレジメンの有効性を検討した結果、5年無病生存期間(DFS)と5年全生存期間(OS)は、dd-AC療法後にパクリタキセルのみを投与するレジメンやTAC療法との間に有意差が見られなかったことが示された。また、dd-AC療法後にパクリタキセルを投与するレジメンとTAC療法のDFSに有意差はなかった。NSABP B-38試験の結果で、米国Washington Cancer Institute at Washington Hospital Center のSandra M. Swain氏が、6月1日から米国シカゴで開催された第48回米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)で発表した。

 NSABP B-38試験の目的は、ddAC(ドキソルビシン+シクロホスファミド)療法後にパクリタキセルを投与するレジメンやTAC(ドキソルビシン+シクロホスファミド+ドセタキセル)療法に対する、ddAC療法後のパクリタキセル+ゲムシタビンのDFSに関する優越性を検証すること。TAC療法とddAC療法+パクリタキセルレジメンのDFSの比較も目的とした。

(中略)

 これらの結果からSwain氏は、「AC療法後のパクリタキセルにゲムシタビンを追加しても予後を改善しなかったほか、AC療法後にパクリタキセルを投与した場合とTAC療法との間に有意な有効性の違いは見られなかった」と語った。また、探索的な検討結果から、エリスロポエチンの使用の有無は予後に影響を与えなかったとした。

HER2陰性腋窩リンパ節転移陽性乳癌への術後補助療法でAC療法後のパクリタキセルにゲムシタビンを追加しても5年DFS、OSに有意差なし【ASCO2012】:日経メディカル

For the breast cancer's treatment, we have a lot of options, so I hope that these researches will clarify the mechanism of BC and the patient prognosis will be improved.