日々のつれづれ

不惑をむかえ戸惑いを隠せない男性の独り言

無知蒙昧たる私が解析の深遠さと出会った本

手違いで、過去の記事を消してしまいました
キャッシュから持ってきてとりあえず復元してみる

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私は浜田知久馬先生が好きだ

先生のお話はいつも分かりやすく、執筆された本も統計学への愛に満ちている
無知蒙昧たる自分を正しい方向へ導いてくれる

私は浜田先生に出会い、統計の深遠たる世界を教えていただいた

学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために

学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために

今まで何度、読み返しただろうか
そこには素晴らしい言葉がちりばめられている

Too many people use statistics as a drunken man uses a lamppost, for support but not for illumination.
酔っ払いが灯かりを求めるためでなく、体を支えるために街灯に寄り掛るように、統計学を使う人が多すぎる

Statistics has been described as the science which tells you that if you lie with your head in the oven and your feet in the refrigerator, on average you'll be comfortably warm.
統計学とは、頭がオーブンの中にあって足が冷蔵庫の中にあれば、平均して暖かいと記述する科学である

中でも、この一節が一番好きです。

多くの研究者は、統計解析を望遠鏡だと思っている。彼らは、星を見つけることに、まるで天文学者のように夢中になり、星が付いた、付かないで一喜一憂する。

解析をするとき、デザインをするとき、いつもこの言葉が頭の中をリフレインします。