ASCOからぞくぞくとレポートが届いているので、全然読むスピードが追いつかないのですが、「どうなの?」という記事があった。
HER2陽性乳癌に対して、ラパチニブとトラスツズマブのみを併用する術前化学療法は高い病理学的完全奏効率が得られることが示された。6月3日から米国シカゴで開催された第47回米国臨床腫瘍学会(ASCO2011)で、 Translational Breast Cancer Research Consortiumを代表してJenny Chang氏が発表した。
これまでの基礎研究において、HER2陽性乳癌に対して、抗体医薬であるトラスツズマブと低分子薬であるラパチニブを併用することはそれぞれの薬剤の単独投与と比べて高い有効性が得られることが示されている。(略)
これらの結果からChang氏は、「ラパチニブとトラスツズマブの併用は高い臨床的奏効率を示し、また高い病理学的完全奏効率を示した。エストロゲン枯渇患者に対する2剤併用によるHER2の阻害は有効である」と締めくくった。
HER2陽性乳癌へのラパチニブ・トラスツズマブを使った術前化学療法は高い病理学的完全奏効率が得られる【ASCO2011】:日経メディカル
確かに素晴らしい効果かもしれませんが、どちらも効果な薬剤です。
命の重さに比べれば、いくらかけても良いのかもしれませんが、全ての患者さまが利用できる治療法が一番だと思うのは、僕だけでしょうか?