UMLを練習する、アクティビティー図 ベータ版-1
アクティビティー図 その2
アクティビティー図を描いて残念だったこと
- 行動の位置(ノード)が自動配置の反面、思った位置にいってくれない
- 行動をつなぐ線・矢印(エッジ)がくねくねの曲線
- 条件分岐で、ダイヤモンドの外に条件が記載され、条件を見分けにくい
- 行動は1つだけ、2つ以上の同じ行動を使えない
もちろん、良い機能もたくさんあります。ただ、慣れてくると、贅沢になって、もっと機能が欲しくなるって気持ちです。
アクティビティー図(ベータ版)
plantUMLの公式に、アクティビティー図(ベータ版) の記述がある。どうも、アクティビティー図は過渡期のようで、新しい構文を提唱しているっぽい。
以下、抜粋
アクティビティ図の古い構文には、メンテナンスが難しい など、いくつかの制限と欠点がありました。 そのため、書式や構文をよりよく定義できるように、ベータ版として全く新しい構文と実装が提案されています(V7947 以降)。 この新しい実装には、(シーケンス図と同様に)Graphvizパッケージのインストールを必要としないという利点もあります。 将来的に古い構文は新しい構文に置換されるでしょう。しかし、上位互換性が確保され、古い構文もそのまま認識可能となる予定です。 新しい構文へ移行する ことが強く推奨されています。
ということです。つまり、今から始めるならベータ版だよ、ってことでした。知らなかった。
ベータ版、今のアクティビティー図に比べてノードの結合に慣れが必要に思うけど、残念に感じたことの解消もあり、Graphvizの外部リソースを使わないって点もおススメです。
ベータ版を試す
今の構文との違いもあるので、基本ルール。 * 2つの(*)で挟んむことを、"start" "stop" ではさむ * ノードを ":行動;" とコロンとセミコロンではさむ * "->" でつながない。下の記載が上の記載につながる。 * 矢印へのテキスト付与は、"[]" から "->" に変わる。
とか。ノードを "->" でつなぐ場合、行動を上と下で2回、書いていたいので、これは効率化・時短です。
ベータ版
@startuml title 簡単なコード、ベータ版 start :**:はじめ;** コロンとセミコロンで文字を挟む; :2つめは__下が上に__つながる; -> 矢印へのテキスト付与は上のノードに **->** を続けて書く; :改行コード **\\n** をつかうとき、\nダブルクォートで囲まなくてよくなった; :()や スペースも囲まなくて良い; stop @enduml
今の構文
@startuml title 簡単なコード、今の構文 (*) --> "**:はじめ;** コロンとセミコロンで文字を挟む" "**:はじめ;** コロンとセミコロンで文字を挟む" --> "2つめは__下が上に__つながる" "2つめは__下が上に__つながる" --> [矢印へのテキスト付与は上のノードに **->** を続けて書く]"改行コード **\\n** をつかうとき、\nダブルクォートで囲まなくてよくなった" "改行コード **\\n** をつかうとき、\nダブルクォートで囲まなくてよくなった" --> "()や スペースも囲まなくて良い" "()や スペースも囲まなくて良い" --> (*) @enduml
簡単な図とはいえ、構文がシンプルになったのは良いこと。